貴方の愛に捕らわれて
自分の方こそ汚れていると、暗く冷たい目をした猛さんを見て、臆病者の私はやっと全てを正直に話す決心がついた。
猛さんのキスや仕草に感じてしまったこと、甘い声をあげてしまったことで、猛さんに軽蔑されたことが辛くてパニックをおこしたことを正直に告白した。
たどたどしい私の説明を、猛さんは黙って聞いてくれた。
最後に、今まで自分の気持ちを人に話したことがなかったから、うまく説明が出来なくてごめんなさいと謝ると、大きなため息をついた猛さんに、そっと抱き寄せられた。
「何でそんな勘違いをしたんだ?」
『勘違い…ですか?』
「ああ、勘違いだな。
今の話しの中の何処に、お前を軽蔑する要素があったんだよ」
『で、でも、さっき猛さんに煽るなって言われたとき、眉間にシワがよってて……
私、軽蔑されたと』