貴方の愛に捕らわれて
甘々なオーラを醸し出す猛さんは、ゴツい人差し指の背で、私の頬をくすぐるように優しく撫でる。
凄く恥ずかしいけど、それがとても気持ち良くて、大人しくされるがままにしていると、
「………ヤベェ」
天を仰いで何かをボソリと呟いた猛さんは、私の身体をそっと離した。
暖房が効いている室内にも関わらず、猛さんから離れた身体が寒い。
それと同時に、酷く心細くなる。
どうやら私は、この数日間で猛さん無しではいられない程、弱くなってしまったようだ。
そんなことを考えていると、スーツの内ポケットから取り出されたパールピンクの携帯が目の前に差し出される。
猛さんとピンクの携帯?
そのミスマッチさに唖然としていると