貴方の愛に捕らわれて
「俺達のアドレスは登録してある。
今日中に必要なデータを移し替えたら、今使っているものは明日の朝、智也に渡しておけ」
手の平に載せられたピンクの携帯…
どういうこと??
『えっと……、この携帯は?』
「ん?ピンクは嫌いか?」
『……いえ…』
全く噛み合わない会話に、手の平の携帯と、猛さんを交互に見つめて戸惑っていると
「最新機種を用意したんだが、他の機種が良かったか?」
……もしかしてこの携帯を私に?
頭に浮かんだ疑問を恐る恐る口にすれば、あっさりと肯定の言葉が返ってくる。
『あの、どうしてこの携帯を私に?
それに、なぜ今の携帯を智也さんにお渡しするんですか?』