貴方の愛に捕らわれて
「今使っている携帯は解約する」
『解約……?』
「今の携帯はお前の母親名義だろ。だから俺の名義にしておいた。
言っただろ。お前の面倒は全て俺がみるって。
お前の母親がしてきた事は、今後は全て俺がする。わかったか」
別に猛さんの言葉を疑っていた訳じゃないけど……
猛さん名義の携帯を渡され、これからはずっと猛さんの側に居られるだと実感した。
―――嬉しい…。
胸の奥からこみ上げてくる喜びに、頬を緩ませながらお礼を言った。
『ありがとうございます。
では、引き落としの口座は第○銀行―――』
「あ゙ぁ?引き落とし口座ってなんだ」
私の声を不機嫌な低音ボイスが遮る。