貴方の愛に捕らわれて

『……でも、私は要らない子』



「それは違うぞ」



穏やかだけど、有無を言わさぬ強さで私の言葉を遮ぎる。



背中を撫でていた手が腰にまわされ、ギュッと強く抱きしめられた。



「どんな理由が有ったにしろ、産んだからには責任を取るのが親ってもんだ。


それを放棄したお前の母親が責められる事はあっても、お前が負い目に感じるのは間違いだ」



猛さんの胸にピタリとくっつけていた頭を少し離して見上げれば、悲しげに見つめる視線とぶつかる。



私は何も悪くないと言ってくれる猛さん。



そんな風に言ってもらえたのは初めてで、自分は居てもいい存在なんだっていう安堵感とか、嬉しいっていう気持ちで、胸が熱くなった。



胸にこみ上げてくる熱いものに、ただただ言葉もなく猛さんを見つめると、



 

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