貴方の愛に捕らわれて
「落ち着いたか?」
『………ハイ』
なんだか、ばつが悪くて顔を上げられない私は、猛さんの胸に顔をくっつけたまま、モゴモゴと答える。
すると、ククッと楽しそうに喉を鳴らして笑う声が上から降ってくる。
そんな風に笑われると、恥ずかしさはMaxで、このまま消えてしまい。
まさに「穴があったら入りたい」とは、この状況を指すのだろう。
ううん、出来ることなら穴を掘って隠れたい。
だけど、そんな都合良く穴なんて存在しない訳で、だから真っ赤に染まった顔を猛さんの胸に、更にぎゅうぎゅうと押し付けて隠した。
猛さんの腕の中で、羞恥に悶絶する私に、更なる試練が襲いかかる。