貴方の愛に捕らわれて
 

もう、昨日からスキンシップ?とでもいうか、やたらと私に触れてくる猛さん。



ソファーに座れば当然のように膝の上に抱き上げられるし、食事中も何かと世話を焼かれて、ソースが少し唇についただけで、直ぐに無骨な指が伸びてきて優しく拭ってくれる。



テレビを見る時も、当然猛さんの膝の上に抱きかかえられ、時々肩に額を押し付けられたり、うなじを這う熱い唇に、何を見ていたのかすら覚えていない。



それに、目が合う度に啄むような甘いキスをくれて……。



何度も「愛してる」って言ってもらって、愛されてる実感はあったんだけど、愛おしそうに触れられたり、猛さんが醸し出す激甘な空気にどっぷりと浸かっていると、空っぽだった私の中に、自信だとか勇気だとか、幸福感といった温かなものが貯まって行くのがわかる。



本当に幸せ過ぎて何だか怖いくらい。



ただちょっとだけ困るというか、恥ずかしいのは、猛さんが全く人目を気にしないということ。



 
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