貴方の愛に捕らわれて
私を捉える瞳には、優しさと慈愛に溢れている。
吸い込まれるようにその瞳を見つめていると、穏やかな低音ボイスが、優しく耳を擽る。
「外が苦手で、家に居たいというお前の気持ちが分かっていたから、何も言わなかったんだ。
ダチと出かけるのは初めてなんじゃないのか?」
『…はい』
「なら、一緒に服を選んだり、飯を食ったり、目一杯楽しんで来い。飯代は小遣いを使っていいが、服なんかはあの金を使うんだぞ」
また猛さんの深い思いに触れて、胸がジンと熱くなった。
決して口数が多い人じゃ無いのに、いつでも私が感じられるように、沢山の言葉で深い愛情を惜しみなく注いでくれる。
こぼれる涙を手の甲でぐしぐしと拭い、コクコク頷く私に最低でも洋服2枚と靴と鞄を買うことを約束させた。
そんな嬉し涙の止まらない私の耳元で、「今からは仕置きの時間だ」という甘い囁きに、ピタリと涙が引っ込んだ。
そうっと見上げるとニヤリと笑って、私をベッドに押し倒す猛さん。