貴方の愛に捕らわれて
腕の中で硬直したように動きを止めた香織が、恐々といった感じて聞いてくる。
「おはよ」
からかうのを止めて目を開けば、零れそうなほど目を見開いて、こちらを凝視する香織。
チュッと啄むようにその唇を奪えば、更に赤みを増して固まった。
矢張り何時も通りの初々しい反応に満足しながら、念のため昨夜の事を聞いてみる。
香織は聞かれた意味がわからないのか、零れそうなほど見開いた目を、パチパチと音がしそうなほど瞬かせる。
首筋からゆっくりと舌を這わせ、真っ白な胸元に強く吸い付き跡を残せば、やっと自分が下着姿である事を思い出したようで、また小さな悲鳴を上げた。
何で?と焦る香織に、服を着たまま寝ていたから脱がせたが、どうしたんだと問えば、ちょっとだけ横になったつもりが、そのまま眠り込んでしまったのだという、案の定の答えが返ってきた。