貴方の愛に捕らわれて
 

「そろそろ起きてくれないか、可愛い寝坊助」



背後から耳元に落とされた甘くて熱い囁きに、一気に意識が覚醒してピクンっと身体が跳ねる。



耳に触れていた熱くて柔らかな感触は、そのままゆっくりと下りてゆき、そして熱い舌がうなじをねっとりと舐め上げ、次にピリッとした痛みが落とされた。



熱い舌は離されることなく、そのまま肩から肩先へとゆっくりとたどってゆき、そして肩先にもピリッとした痛みを落とした。



猛さんの熱が私にも移ったみたいで、身体の奥に小さな熱を灯し、吐き出す息が熱くなる。



腰に回された腕は、いつの間にか上にずらされていて、やわやわと胸の膨らみを揉みしだき、その頂を無骨な指が掠めれば、自分でもびっくりするような甘い甘い喘ぎが口をついて出た。



ゾワリとした快感が下腹部から駆け上がり軽く背中を反らせながら、ふと感じた違和感。



うなじから肩、そして肩先へとたどった熱い舌も、両の胸に這わされた手からも、素肌にダイレクトにもたらされる熱。



 
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