貴方の愛に捕らわれて
 

私は視線を胸元に落として、思わず叫んだ。



『………なっ、なんでっ!?』



昨夜は早めにお風呂に入って、お気に入りのパジャマに着替えて、猛さんの匂いが染み付いたベッドに潜り込んだ筈なのに……、どうして一糸纏わぬ状態なの!?



「クックック…。なんでって、それは俺が脱がせてやったからに決まっているだろ」



呆然とする私に楽しそうに告げると、くるんと体を反転させられた。



「いい眺めだ」




そう言ってニヤリと右の口角を上げた猛さんに、悲鳴を上げる間もなく唇を塞がれた。



大きな体に組み敷かれ、次から次へと与えられる強い快感に意識が飛びそうになりながら教えてもらった理由。それは……



修学旅行で五日も離れていたから、昨夜遅く帰って来た猛さんは、そのぅ………私と………エッチをするつもりだったらしい。



だけど、いくら猛さんがちょっかいをかけても、全く目を覚まさなかったらしい。



 

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