貴方の愛に捕らわれて
 

佐武さんが病室を出ると、年配の刑事さんが階段から落ちた経緯を正直に話して下さいと言う。



医者に話した通りの話をすれば、若い方の刑事さんが如何にも不満そうな態度っていうの?苦虫を噛み潰したような顔で、正直に話さないと為にならないぞって凄まれた。



凄んでくる若い刑事さんの肩を、落ち着けと言って年配の刑事さんがおさえてくれる。



そして穏やかな口調で、「佐武に脅されてるなら心配はいらない。君の身柄は警察が責任を持って保護するから、正直に話していいんだよ」って言うけど、この人達どうして佐武さん達が私に何かしたっていう前提で話しをするのかな。



そんなこと言われたって、目眩を起こして落ちた以外、説明する気がないんですけど。



だから、別に脅されてもいないし、正直に話してますって言ったら、今まで穏やかに話していた年配の刑事さんの態度が急に変わった。



 

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