貴方の愛に捕らわれて
お昼ご飯を食べ終え、食後のお茶をぼうっとしながら飲んでいると、俄に表の方が騒がしくなる。
騒がしさは段々とこちら近づいて来てるみたいで、真っ直ぐこちら向かってくる足音に体が強張る。
………うそ。
襖(ふすま)を凝視している私の目に映った人は、今一番会いたかった人。
何で?帰りは夜になるんじゃなかったの?まだお昼を少し過ぎたところなのに。
頭の中は疑問だらけなのに体は勝手に動いてて、気がつけば猛さんの胸に飛び込んでいた。
不意に飛びついた私にもビクともしない猛さんは、その逞しい胸にぎゅっと抱きしめてくれる。
「今帰った」
『…お帰りなさい』
どこよりも安心できる場所に、子供のようにすがりつけば、大きな手があやすように優しく背中を撫で、怪我はどんな具合だと言うと、いきなり私の服をめくり上げた。