ヴァンパイアヒューマン−桜−
そして、ヴィルグロースはミーナの方へと歩み寄った。
『これはこれはミーナ様。まさかこんな所で出会えるなんて』
ヴィルグロースは不敵な笑みを浮かべながら告げた。
『ヴィルグロース…』
ミーナはヴィルグロースを睨みつけた。
『紹介しましょう、ミーナ様。私の新しい手下のジャックです』
ヴィルグロースはそう言って黒い長髪の男・ジャックを紹介した。
『て、手下って…嘘…』
ミーナは驚きながら、様子が違うジャックの方を見た。
ジャックはミーナを見て不敵な笑みを零した。
『ジャック!!嘘だよね?ジャック!!』
ミーナはジャックに向かって叫んだ。