魔王と王女の物語②-Chain of destiny-【完】
その頃ラスはラスで、女の子同士で久々に集まってテンションが高くなり、みんなで部屋についているお風呂に入っていた。
「ラスったら、すごく大人っぽい身体になったわね。魔王が喜んだでしょ?」
「うーん、わかんない。でもね、コーの身体もすっごく綺麗なの」
…聴いている方が恥ずかしくなってきてティアラが顔を赤くすると、ラスは全員の身体を万遍なく見つめて唇を尖らせた。
「でも私が1番貧弱…。コーはこんな私でもいいのかな」
「平気よ、コハクはあなたの身体が好きなんじゃなくって、あなたの全部が好きなんだから」
ローズマリーが励ましてくれたのでふんわり笑っていると、すりガラス越しに背の高く細い身体の男が映った。
「チビ―!なんで俺を差し置いて風呂に入ってんだ!断固反対!」
「コー?リロイたちとお話してたんじゃなかったの?」
「してたけど!風呂に入るとは聞いてなかった!お前ら早く上がれ!そんで俺がチビと一緒に入る!」
「その前にお前がそこから離れろヘンタイ」
「ああ?お前らの裸なんか興味ねえんだよ。5分やるから早く出てけよ!チビは残っとけ!」
「うん、わかった」
脱衣所から姿が消えると、ラス以外の面々はため息をつきながらラスに手を振り、バスルームを出た。
「猶予が1年っていうのはわかったわ。とにかく明日一緒にイエローストーン王国へ行きましょうね。おやすみなさい」
そしてラスだけがぽつんと残り、膝を抱えて瞳を閉じているとドアが開く音がして、すこしどきっとして背を向けた。
「リロイとお話したんでしょ?喧嘩しなかった?」
「喧嘩はしてねえし、俺とチビが結婚するまで傍にいるって言ってたぜ。どうだ、俺を誉めろ!」
「すごいすごい!やっぱりコーはすごい!」
誉めまくるとバスタブの中に入って来て早速膝の上に乗っけられ、コハクの頬にちゅっとキスをした。
「1年ってやっぱり短いよね。勝手言っちゃってごめんなさい」
「へーきへーき。俺を誰だと思ってんだ。いっときは世界征服を目論んだ魔王だぞ」
笑い合いながら、唇を重ね合った。
「ラスったら、すごく大人っぽい身体になったわね。魔王が喜んだでしょ?」
「うーん、わかんない。でもね、コーの身体もすっごく綺麗なの」
…聴いている方が恥ずかしくなってきてティアラが顔を赤くすると、ラスは全員の身体を万遍なく見つめて唇を尖らせた。
「でも私が1番貧弱…。コーはこんな私でもいいのかな」
「平気よ、コハクはあなたの身体が好きなんじゃなくって、あなたの全部が好きなんだから」
ローズマリーが励ましてくれたのでふんわり笑っていると、すりガラス越しに背の高く細い身体の男が映った。
「チビ―!なんで俺を差し置いて風呂に入ってんだ!断固反対!」
「コー?リロイたちとお話してたんじゃなかったの?」
「してたけど!風呂に入るとは聞いてなかった!お前ら早く上がれ!そんで俺がチビと一緒に入る!」
「その前にお前がそこから離れろヘンタイ」
「ああ?お前らの裸なんか興味ねえんだよ。5分やるから早く出てけよ!チビは残っとけ!」
「うん、わかった」
脱衣所から姿が消えると、ラス以外の面々はため息をつきながらラスに手を振り、バスルームを出た。
「猶予が1年っていうのはわかったわ。とにかく明日一緒にイエローストーン王国へ行きましょうね。おやすみなさい」
そしてラスだけがぽつんと残り、膝を抱えて瞳を閉じているとドアが開く音がして、すこしどきっとして背を向けた。
「リロイとお話したんでしょ?喧嘩しなかった?」
「喧嘩はしてねえし、俺とチビが結婚するまで傍にいるって言ってたぜ。どうだ、俺を誉めろ!」
「すごいすごい!やっぱりコーはすごい!」
誉めまくるとバスタブの中に入って来て早速膝の上に乗っけられ、コハクの頬にちゅっとキスをした。
「1年ってやっぱり短いよね。勝手言っちゃってごめんなさい」
「へーきへーき。俺を誰だと思ってんだ。いっときは世界征服を目論んだ魔王だぞ」
笑い合いながら、唇を重ね合った。