魔王と王女の物語②-Chain of destiny-【完】
ほろりと零れた涙を見たラスはもらい泣きしてしまい、コハクの背中に腕を回して強く抱き着いた。
「コー、泣かないで。10か月…赤ちゃんを守ってね。私も赤ちゃんがちゃんと生まれてきてくれるように頑張るから…コー、笑って。一緒に喜んで」
「…ああ。チビ…ありがとな。俺…父親になるんだよな。絶対チビとガキ…いや、ベビーを守るから。守らせてくれ」
「うん。コー、一緒に寝て。疲れたでしょ?一緒に寝ようよ」
ラスが腕を引っ張り、掛け布団を頭から被ってコハクを押し倒すと、胸に頬ずりをして真っ黒な髪に触れた。
「コーは女の子がいいんだったよね。“パパ”って言われたいんだよね」
「ん、チビとベビーと3人で風呂に入ったり、“パパと結婚する!”って言われたいんだ。べったべたに甘やかして育てて、できるだけ婚期を遅らせる。や、なんなら嫁になんか行かなくってもいい!チビ似なら絶対無茶苦茶可愛いはずだし。…ふふふふ」
明るい未来を想像してにやけ笑いを浮かべたコハクが調子を取り戻してきたので、腕枕をしてくれた固い腕を撫でながらラスも明るい未来を想像した。
「男の子なら…コーに似てほしいな。真っ黒な髪で、瞳が真っ赤なの。コー似なら絶対かっこいいし、絶対モテモテだよ」
「そっか?ま、どっちも欲しいし、俺似でもチビ似でもモテモテに決まってる。…娘ならたかってくるハエ共を俺が追っ払ってやる」
話しているうちにラスの瞳がとろとろしてきて、唇にちゅっと小さなキスをすると優しく抱きしめて髪を撫でた。
「寝ろよ。俺がずっと傍に居てやるから」
「う、ん…。コーも、一緒に…」
そしてラスが眠り、疲れているはずなのにラスの妊娠を知ったことで興奮が冷め遣らないコハクの頬にはまた静かに涙が伝った。
「よう、もうすぐ会える。パパが守ってやるからな。安心して生まれてこいよ」
ラスの腹に手をあてて話しかけると、幸せそうに眠っているラスを見ていると睡魔が徐々に襲ってきて瞳を閉じた。
――そしてビーストやリロイたちはこの時オーディンを問い詰めていた。
「ラスは!?さっき具合が悪そうにして…」
「ああ、その件はコハク様とラス王女に直接聞いて下さい。ふふふ、驚きますよ」
リロイたちを煽りまくっていた。
「コー、泣かないで。10か月…赤ちゃんを守ってね。私も赤ちゃんがちゃんと生まれてきてくれるように頑張るから…コー、笑って。一緒に喜んで」
「…ああ。チビ…ありがとな。俺…父親になるんだよな。絶対チビとガキ…いや、ベビーを守るから。守らせてくれ」
「うん。コー、一緒に寝て。疲れたでしょ?一緒に寝ようよ」
ラスが腕を引っ張り、掛け布団を頭から被ってコハクを押し倒すと、胸に頬ずりをして真っ黒な髪に触れた。
「コーは女の子がいいんだったよね。“パパ”って言われたいんだよね」
「ん、チビとベビーと3人で風呂に入ったり、“パパと結婚する!”って言われたいんだ。べったべたに甘やかして育てて、できるだけ婚期を遅らせる。や、なんなら嫁になんか行かなくってもいい!チビ似なら絶対無茶苦茶可愛いはずだし。…ふふふふ」
明るい未来を想像してにやけ笑いを浮かべたコハクが調子を取り戻してきたので、腕枕をしてくれた固い腕を撫でながらラスも明るい未来を想像した。
「男の子なら…コーに似てほしいな。真っ黒な髪で、瞳が真っ赤なの。コー似なら絶対かっこいいし、絶対モテモテだよ」
「そっか?ま、どっちも欲しいし、俺似でもチビ似でもモテモテに決まってる。…娘ならたかってくるハエ共を俺が追っ払ってやる」
話しているうちにラスの瞳がとろとろしてきて、唇にちゅっと小さなキスをすると優しく抱きしめて髪を撫でた。
「寝ろよ。俺がずっと傍に居てやるから」
「う、ん…。コーも、一緒に…」
そしてラスが眠り、疲れているはずなのにラスの妊娠を知ったことで興奮が冷め遣らないコハクの頬にはまた静かに涙が伝った。
「よう、もうすぐ会える。パパが守ってやるからな。安心して生まれてこいよ」
ラスの腹に手をあてて話しかけると、幸せそうに眠っているラスを見ていると睡魔が徐々に襲ってきて瞳を閉じた。
――そしてビーストやリロイたちはこの時オーディンを問い詰めていた。
「ラスは!?さっき具合が悪そうにして…」
「ああ、その件はコハク様とラス王女に直接聞いて下さい。ふふふ、驚きますよ」
リロイたちを煽りまくっていた。