魔王と王女の物語②-Chain of destiny-【完】
ラスの頬につうっと伝った涙を拭ったのは、コハクの指だった。
「チビ…目ぇ覚めたか?気分悪くないか?」
「コー…うん、大丈夫。…コー、胸見せてっ」
「へ?お、おい、ちょ…やめてーっ!」
いきなりラスが馬乗りになると着ていた黒いシャツのボタンを外しにかかられて大慌てのコハクに対し、ウンディーネとシルフィードは顔を見合わせて声を押し殺して笑った。
『傷なんかないわよ、見たでしょ?水晶が塞いだし、私たちの偉大な力で治癒を促進したんだから大丈夫よ』
それでもラスはじっくりと左胸を見つめてコハクをどぎまぎさせると、へなへなと身体の力が抜けてコハクの胸に顔を寄せて息をついた。
「良かったね、コー。色んな人に感謝しなくちゃ。私…自分ばっかり苦しいんだと思ってた…」
「や、実際チビが1番苦しんでたと思う。俺はただ…寝てただけだからさ。寝てる間にチビの夢沢山見たし、なんか花畑っぽいのも見たし」
「!やだコー!変なこと言わないで!」
『あらあら、私たちお邪魔虫になりそうだからもう戻るわね。魔王、しょっちゅう召喚してくれなきゃいやよ。私たち、こっちの世界に来ることはできるけど力を振るうことはできないんだから。約束してね』
「ああ。何から何までありがとな」
コハクが礼を言ってラスを抱きしめると、何故かウンディーネとシルフィードはとてつもなく意地の悪い笑みを浮かべてこれ見よがしに聴こえるか聴こえないかの小さな声で爆弾発言をした。
『そりゃあ私たちだって楽しませてもらったわ。あーんなことや、こーんなことさせてもらったし。うふふふふふ、楽しませてもらったのは私たちの方かも』
「はっ?お、お前ら…俺に何をした!?ま、まさかイタズラ…!」
「秘密ー。知らない方がいいことっていうのもあるのよ。じゃあねー」
とんでもない爆弾を投下して勝手に居なくなってしまうと、ラスが頬をぎゅっとつねってきた。
「なんなんだよあいつら…。チビ、どした?」
「…ウンディーネさんたちがコーの服を着替えさせたりしてたよ。身体拭いてあげたり髪切ってあげたり。私もしたことないのに」
頬を膨らませて抗議してくるラスの可愛さに鼻血が出そうになった魔王はラスの大きな瞳をひたと見据えて耳元で囁きかけた。
「俺はチビだけのもんだって」
誓ってキスをした。
「チビ…目ぇ覚めたか?気分悪くないか?」
「コー…うん、大丈夫。…コー、胸見せてっ」
「へ?お、おい、ちょ…やめてーっ!」
いきなりラスが馬乗りになると着ていた黒いシャツのボタンを外しにかかられて大慌てのコハクに対し、ウンディーネとシルフィードは顔を見合わせて声を押し殺して笑った。
『傷なんかないわよ、見たでしょ?水晶が塞いだし、私たちの偉大な力で治癒を促進したんだから大丈夫よ』
それでもラスはじっくりと左胸を見つめてコハクをどぎまぎさせると、へなへなと身体の力が抜けてコハクの胸に顔を寄せて息をついた。
「良かったね、コー。色んな人に感謝しなくちゃ。私…自分ばっかり苦しいんだと思ってた…」
「や、実際チビが1番苦しんでたと思う。俺はただ…寝てただけだからさ。寝てる間にチビの夢沢山見たし、なんか花畑っぽいのも見たし」
「!やだコー!変なこと言わないで!」
『あらあら、私たちお邪魔虫になりそうだからもう戻るわね。魔王、しょっちゅう召喚してくれなきゃいやよ。私たち、こっちの世界に来ることはできるけど力を振るうことはできないんだから。約束してね』
「ああ。何から何までありがとな」
コハクが礼を言ってラスを抱きしめると、何故かウンディーネとシルフィードはとてつもなく意地の悪い笑みを浮かべてこれ見よがしに聴こえるか聴こえないかの小さな声で爆弾発言をした。
『そりゃあ私たちだって楽しませてもらったわ。あーんなことや、こーんなことさせてもらったし。うふふふふふ、楽しませてもらったのは私たちの方かも』
「はっ?お、お前ら…俺に何をした!?ま、まさかイタズラ…!」
「秘密ー。知らない方がいいことっていうのもあるのよ。じゃあねー」
とんでもない爆弾を投下して勝手に居なくなってしまうと、ラスが頬をぎゅっとつねってきた。
「なんなんだよあいつら…。チビ、どした?」
「…ウンディーネさんたちがコーの服を着替えさせたりしてたよ。身体拭いてあげたり髪切ってあげたり。私もしたことないのに」
頬を膨らませて抗議してくるラスの可愛さに鼻血が出そうになった魔王はラスの大きな瞳をひたと見据えて耳元で囁きかけた。
「俺はチビだけのもんだって」
誓ってキスをした。