魔王と王女の物語②-Chain of destiny-【完】
可愛い声でぴよぴよ鳴く黄色いひよこがラスの頭の上でうとうとしてしまい、そっと手を伸ばしたデスがひよこを掌に乗せてか弱い生き物に見入った。
「………あたたかい…」
「可愛いよね。小さいしあたたかいし、そういうの抱っこしたりしてると気持ちがふんわりするよね」
「……うん。そう…思う…」
ラスを抱っこしているとあたたかいし、ふんわりするし、やわらかくて気持ちがいい。
きっとこの掌のひよこと同じ位弱い生き物だから、大切に大切に扱わないと。
「………ラスと…おんなじ…」
「え?ひよこと私が?どこがおんなじなの?ふふふ、デスが面白いこと言ってる」
「………黄色いとこ…」
そう言われるとラスの髪は金色だしひよこは黄色いが、言った後なんだか照れてしまって頬をかいていると、そこにコハクが合流してきた。
周囲の人々が吸い寄せられるようにコハクを見つめた。
マンドラゴラの薬を飲んでからさらに魔力が増えて、さらに人を惹き付ける魅力が増した赤い瞳。
ただぶらぶら歩いているだけなのに、女性陣はぽうっとなってとろけそうな表情をしている。
「コー、もういいの?見て、ひよこが寝ちゃったの。ふわふわしててとっても可愛いの」
「よいしょー。チビのがふわふわしてて可愛いに決まってんだろ。お師匠とは明日話すことにしたから、今夜は予定通り…ふふふふふふー」
ラスを頭上まで高く抱き上げたコハクが不気味な笑い声を漏らし、ラスは頭の上にひよこを乗せたデスを見て同じように笑い声を上げた。
「私とひよこが同じだってデスに言われたよ。ほらデス、ママが迎えに来たっ」
足元にはひよこを心配する母親らしき鶏がうろうろしていて、デスが腰を屈めて返すとひとつ欠伸をしたひよこは鶏の群れの中へ帰って行った。
「お師匠はチビがつわりで苦しんでたから話に行くの遠慮したんだってさ」
「そうなの?じゃあ今度女の子だけで集まって盛り上がろうかな。コーは男の子だから駄目だよ」
「えー!?女装も駄目!?」
「駄目。リロイとティアラのことも気になるし、私ずっと寝込んでたから沢山お話したいし」
「ふーんだ。じゃあ俺はデスと小僧とオーディンで男の子パーティーやるし。小僧の気持ちは聞き出しておいてやるよ」
にんまりと笑って悪巧み。
「………あたたかい…」
「可愛いよね。小さいしあたたかいし、そういうの抱っこしたりしてると気持ちがふんわりするよね」
「……うん。そう…思う…」
ラスを抱っこしているとあたたかいし、ふんわりするし、やわらかくて気持ちがいい。
きっとこの掌のひよこと同じ位弱い生き物だから、大切に大切に扱わないと。
「………ラスと…おんなじ…」
「え?ひよこと私が?どこがおんなじなの?ふふふ、デスが面白いこと言ってる」
「………黄色いとこ…」
そう言われるとラスの髪は金色だしひよこは黄色いが、言った後なんだか照れてしまって頬をかいていると、そこにコハクが合流してきた。
周囲の人々が吸い寄せられるようにコハクを見つめた。
マンドラゴラの薬を飲んでからさらに魔力が増えて、さらに人を惹き付ける魅力が増した赤い瞳。
ただぶらぶら歩いているだけなのに、女性陣はぽうっとなってとろけそうな表情をしている。
「コー、もういいの?見て、ひよこが寝ちゃったの。ふわふわしててとっても可愛いの」
「よいしょー。チビのがふわふわしてて可愛いに決まってんだろ。お師匠とは明日話すことにしたから、今夜は予定通り…ふふふふふふー」
ラスを頭上まで高く抱き上げたコハクが不気味な笑い声を漏らし、ラスは頭の上にひよこを乗せたデスを見て同じように笑い声を上げた。
「私とひよこが同じだってデスに言われたよ。ほらデス、ママが迎えに来たっ」
足元にはひよこを心配する母親らしき鶏がうろうろしていて、デスが腰を屈めて返すとひとつ欠伸をしたひよこは鶏の群れの中へ帰って行った。
「お師匠はチビがつわりで苦しんでたから話に行くの遠慮したんだってさ」
「そうなの?じゃあ今度女の子だけで集まって盛り上がろうかな。コーは男の子だから駄目だよ」
「えー!?女装も駄目!?」
「駄目。リロイとティアラのことも気になるし、私ずっと寝込んでたから沢山お話したいし」
「ふーんだ。じゃあ俺はデスと小僧とオーディンで男の子パーティーやるし。小僧の気持ちは聞き出しておいてやるよ」
にんまりと笑って悪巧み。