魔王と王女の物語②-Chain of destiny-【完】
常々“変わらなければ”と思っていたデスは、ローブを脱いで細身の身体を晒した。
…なかなか肉がつきにくい体質なのか食べても食べても太れなくて、ラスを時々抱っこする度に“骨があたって痛い”と言われがちなデスは、フルーツを完食して鏡の前に立ってみた。
「コー見て、デスがローブ脱いでる。やっぱ綺麗な顔してるよね。私デスの顔大好き」
「この面食いめ!でも俺の方がかっこいいだろ?な?そう言ってくれるよな!?」
「うーーーん…、うんっ」
「返事が悪い!はいそこ目隠し!今からチビを着替えさせっから絶対こっち見んなよ」
「………わかった」
素直に両手で目隠しをしたのを確認した後、今日はグリーンリバーを散歩する予定だったのでドレスではなく真っ白なワンピースをクローゼットから出した魔王は、さっさとガウンを脱いだラスの真っ白でさらさらの肩や背中にキスをしながらワンピースを着せた。
「コー、くすぐったい」
「俺もデスも真っ黒なのは心証悪いし、久々に“勇者様”になってやるよ」
「え、本当っ?」
「ああ。まあ一部にはバレてるけど、ここを治めてんのが俺だって知られたら身動き取れなくなるかもだし。はい着替え完了!腹減ったー」
――コハクが影だった時は“お腹が減る”という感覚はなく、こういう何気ない一言でコハクが人に戻れたことを実感できるラスは、抱っこしてもらいながらコハクの瞼にキスをして、飛び上がらせた。
「ち、チビっ?」
「お腹空いたんでしょ?早く食べに行こ。デス、手を繋いで」
コハクの首に抱き着きながら後ろを歩くデスに手を伸ばすと、ローブは脱いだがグローブは外さないデスがラスの人差し指をきゅっと握った。
「今日はお買いものしたいな。いい?」
「ああ、好きなだけ好きなもん買えよ。し、し、し、下着屋とかも行ったりするか?俺好みのさあ、そのー…」
「うん、わかった」
色ぼけ魔王の色ぼけ発言をさらりと流したラスは、狂喜乱舞するコハクの髪を指に絡ませたりして遊びながら食卓の間に降りて、先に到着していたグラースが手を挙げてきた。
「早いな。……ふうん、やっぱりその男、そそる」
「………」
コハクの背中に隠れたデスが可愛らしくて、ラスは笑い声を上げて頭を撫でた。
…なかなか肉がつきにくい体質なのか食べても食べても太れなくて、ラスを時々抱っこする度に“骨があたって痛い”と言われがちなデスは、フルーツを完食して鏡の前に立ってみた。
「コー見て、デスがローブ脱いでる。やっぱ綺麗な顔してるよね。私デスの顔大好き」
「この面食いめ!でも俺の方がかっこいいだろ?な?そう言ってくれるよな!?」
「うーーーん…、うんっ」
「返事が悪い!はいそこ目隠し!今からチビを着替えさせっから絶対こっち見んなよ」
「………わかった」
素直に両手で目隠しをしたのを確認した後、今日はグリーンリバーを散歩する予定だったのでドレスではなく真っ白なワンピースをクローゼットから出した魔王は、さっさとガウンを脱いだラスの真っ白でさらさらの肩や背中にキスをしながらワンピースを着せた。
「コー、くすぐったい」
「俺もデスも真っ黒なのは心証悪いし、久々に“勇者様”になってやるよ」
「え、本当っ?」
「ああ。まあ一部にはバレてるけど、ここを治めてんのが俺だって知られたら身動き取れなくなるかもだし。はい着替え完了!腹減ったー」
――コハクが影だった時は“お腹が減る”という感覚はなく、こういう何気ない一言でコハクが人に戻れたことを実感できるラスは、抱っこしてもらいながらコハクの瞼にキスをして、飛び上がらせた。
「ち、チビっ?」
「お腹空いたんでしょ?早く食べに行こ。デス、手を繋いで」
コハクの首に抱き着きながら後ろを歩くデスに手を伸ばすと、ローブは脱いだがグローブは外さないデスがラスの人差し指をきゅっと握った。
「今日はお買いものしたいな。いい?」
「ああ、好きなだけ好きなもん買えよ。し、し、し、下着屋とかも行ったりするか?俺好みのさあ、そのー…」
「うん、わかった」
色ぼけ魔王の色ぼけ発言をさらりと流したラスは、狂喜乱舞するコハクの髪を指に絡ませたりして遊びながら食卓の間に降りて、先に到着していたグラースが手を挙げてきた。
「早いな。……ふうん、やっぱりその男、そそる」
「………」
コハクの背中に隠れたデスが可愛らしくて、ラスは笑い声を上げて頭を撫でた。