魔王と王女の物語②-Chain of destiny-【完】
喉も胸もつっかえて喋れないでいると、リロイが隣に腰かけてバスタオルで髪を拭きながらふっと笑った。
「そんなに緊張してるのは…さっきの…キスのせいですか?」
「え!?あ、あの…その…はい…そう、です…」
やっぱり顔を向けて話せずに俯いたままでいたティアラの膝に、躊躇しながらもリロイの大きな手が乗った。
「僕も緊張してますけど…別に今日今からここであなたを抱こうと思っているわけじゃありません。今はフォーン王子も滞在していますし、僕たちには…まだまだ障害が沢山あります」
「ええ…。でも!ここから出て行かないで下さいね。私…あの人と話すのも嫌なんです。考えるだけでも気分が悪くなって…」
あの王子と共にレッドストーン王国を治める未来を全く想像できないでいるティアラが口を押さえて黙り込んでしまったので、リロイはティアラを膝に乗せてぎゅうっと抱きしめながら背中を撫でてやった。
「あの王子と結婚するとあなたから聴いてからずっと…僕は気になってたんだ。気にしてないふりをしていました。僕にとってのあなたはかなり前から特別な存在だったかもしれません」
「…リロイ…!」
感激して首に腕を回して抱き着くと、リロイが慌てたように肩を押して身体を離したので、名残惜しかったティアラは勇気を出してまたリロイに抱き着いた。
「少しだけでいいから…こうしていて下さい…」
「で、でも…その…あなたの身体がくっついてて…一応僕も男ですし…」
「あなたの好きなようにしていいんです。私は…あなたのものだから。ずっと…結婚しても、ずっとです」
――ティアラのストレートな気持ちが本当に嬉しくて、暴れ出そうとする男の本能を必死に抑えつけていたリロイが視線をさ迷わせていると、ティアラのネグリジェの胸元からちらりと見える谷間と赤い下着が目に入って、動転。
「そ、そ、そ、その、ティアラ…、し、下着が見えて…」
「…これ…ラスに買ってきてもらったんです。可愛くない下着なんて見られたくないから…」
…自分のために用意した下着なのだとわかり、恥らって俯いているティアラを無性に可愛いと思った。
「僕の…ために?」
こくんと頷いたティアラが恥ずかしさのあまり両手で顔を覆い、リロイはそんなティアラを優しく抱きしめた。
「そんなに緊張してるのは…さっきの…キスのせいですか?」
「え!?あ、あの…その…はい…そう、です…」
やっぱり顔を向けて話せずに俯いたままでいたティアラの膝に、躊躇しながらもリロイの大きな手が乗った。
「僕も緊張してますけど…別に今日今からここであなたを抱こうと思っているわけじゃありません。今はフォーン王子も滞在していますし、僕たちには…まだまだ障害が沢山あります」
「ええ…。でも!ここから出て行かないで下さいね。私…あの人と話すのも嫌なんです。考えるだけでも気分が悪くなって…」
あの王子と共にレッドストーン王国を治める未来を全く想像できないでいるティアラが口を押さえて黙り込んでしまったので、リロイはティアラを膝に乗せてぎゅうっと抱きしめながら背中を撫でてやった。
「あの王子と結婚するとあなたから聴いてからずっと…僕は気になってたんだ。気にしてないふりをしていました。僕にとってのあなたはかなり前から特別な存在だったかもしれません」
「…リロイ…!」
感激して首に腕を回して抱き着くと、リロイが慌てたように肩を押して身体を離したので、名残惜しかったティアラは勇気を出してまたリロイに抱き着いた。
「少しだけでいいから…こうしていて下さい…」
「で、でも…その…あなたの身体がくっついてて…一応僕も男ですし…」
「あなたの好きなようにしていいんです。私は…あなたのものだから。ずっと…結婚しても、ずっとです」
――ティアラのストレートな気持ちが本当に嬉しくて、暴れ出そうとする男の本能を必死に抑えつけていたリロイが視線をさ迷わせていると、ティアラのネグリジェの胸元からちらりと見える谷間と赤い下着が目に入って、動転。
「そ、そ、そ、その、ティアラ…、し、下着が見えて…」
「…これ…ラスに買ってきてもらったんです。可愛くない下着なんて見られたくないから…」
…自分のために用意した下着なのだとわかり、恥らって俯いているティアラを無性に可愛いと思った。
「僕の…ために?」
こくんと頷いたティアラが恥ずかしさのあまり両手で顔を覆い、リロイはそんなティアラを優しく抱きしめた。