魔王と王女の物語②-Chain of destiny-【完】
「くそう…ここまで来ておいて何故ティアラと会えないんだ…。会えないどころか話もできないじゃないか!」
ティアラの部屋に行こうか行くまいか自室の窓際に立って夜景を眺めていたチビハゲ王子ことフォーンは、顎髭を撫でながらいらいらと部屋の中を歩き回っていた。
…まさかあの忌々しい白騎士と一緒だとは。
白騎士といえば各王国の中でも最も誉れ高く、誇り高く、圧倒的な強さで有名で、しかも王族を常に守護するが故に見目も麗しくないと入団できないと言われる最強の騎士団だ。
さらに言うとリロイはその隊長で、ここ数年間の彼の功績は誰もが知るところ。
魔物を狩り、市民の安全を守り、より身近な存在となって皆からさらに、敬愛されるようになった。
クリスタルパレスにおいても皆が口々にリロイを称えて“リロイをこの街の主に!”という声が聴かれる。
…非の打ち所のない男だ。
「だがティアラもレッドストーン王国の玉座も私のものだぞ…」
どれだけティアラが足掻こうとも、国を思う気持ちを捨てない限りはティアラは自分に服従するしかないのだ。
――不気味な笑い声を漏らしていると、誰かが部屋のドアをノックした。
皆から嫌われていることにはさすがに気付いていたので一体誰だと思いながら酒瓶を片手にドアを開けると…
「あらー、かっこいいお兄さん!どうしよう、部屋を間違えちゃったわ」
「!?お、お前たちはなんだ?」
「私たちぃ、瞳の赤いお兄さんに呼ばれたんだけどどこにも居ないの。お金は前金で貰ってるし…お兄さんが暇なら私たちと遊ばない?」
…グリーンリバーでも選りすぐりの美女4人に囲まれたフォーンはだらしなく鼻の下を伸ばして金や茶や黒などよりどりみどりの美しい髪の美女たちの肩を馴れ馴れしく抱いて部屋へと招き入れた。
「ちょうどよかった、私も暇だったのだ。…で?どこまでサービスしてくれる?」
美女たちが一瞬顔を見合わせて吐きそうな顔をしたがフォーンは全くそれに気付かず、コハクに骨抜きにされていた美女たちは言われた通り、身をくねらせながらフォーンの肩や首筋を撫でて流し目で誘惑をした。
「どこまでも。私たちが満足させてあ・げ・る」
「ふふふ、良いぞ良いぞー」
馬鹿丸出しでにやけるフォーンはもう手中に落ちたと同じ。
覗き見をしていた魔王、さらににやり。
ティアラの部屋に行こうか行くまいか自室の窓際に立って夜景を眺めていたチビハゲ王子ことフォーンは、顎髭を撫でながらいらいらと部屋の中を歩き回っていた。
…まさかあの忌々しい白騎士と一緒だとは。
白騎士といえば各王国の中でも最も誉れ高く、誇り高く、圧倒的な強さで有名で、しかも王族を常に守護するが故に見目も麗しくないと入団できないと言われる最強の騎士団だ。
さらに言うとリロイはその隊長で、ここ数年間の彼の功績は誰もが知るところ。
魔物を狩り、市民の安全を守り、より身近な存在となって皆からさらに、敬愛されるようになった。
クリスタルパレスにおいても皆が口々にリロイを称えて“リロイをこの街の主に!”という声が聴かれる。
…非の打ち所のない男だ。
「だがティアラもレッドストーン王国の玉座も私のものだぞ…」
どれだけティアラが足掻こうとも、国を思う気持ちを捨てない限りはティアラは自分に服従するしかないのだ。
――不気味な笑い声を漏らしていると、誰かが部屋のドアをノックした。
皆から嫌われていることにはさすがに気付いていたので一体誰だと思いながら酒瓶を片手にドアを開けると…
「あらー、かっこいいお兄さん!どうしよう、部屋を間違えちゃったわ」
「!?お、お前たちはなんだ?」
「私たちぃ、瞳の赤いお兄さんに呼ばれたんだけどどこにも居ないの。お金は前金で貰ってるし…お兄さんが暇なら私たちと遊ばない?」
…グリーンリバーでも選りすぐりの美女4人に囲まれたフォーンはだらしなく鼻の下を伸ばして金や茶や黒などよりどりみどりの美しい髪の美女たちの肩を馴れ馴れしく抱いて部屋へと招き入れた。
「ちょうどよかった、私も暇だったのだ。…で?どこまでサービスしてくれる?」
美女たちが一瞬顔を見合わせて吐きそうな顔をしたがフォーンは全くそれに気付かず、コハクに骨抜きにされていた美女たちは言われた通り、身をくねらせながらフォーンの肩や首筋を撫でて流し目で誘惑をした。
「どこまでも。私たちが満足させてあ・げ・る」
「ふふふ、良いぞ良いぞー」
馬鹿丸出しでにやけるフォーンはもう手中に落ちたと同じ。
覗き見をしていた魔王、さらににやり。