魔王と王女の物語②-Chain of destiny-【完】
「あらあら…相変らずお熱いわねえ」
朝になってもいつまで経ってもコハクたちが起きてこないのでウンディーネとシルフィードが部屋を訪れると…
ラスに腕枕をしてやり、顔を寄せて唇が触れ合いそうな距離でぐっすり眠っている2人が居て彼女たちを呆れさせた。
「緊張感の欠片もないわね」
「おチビさんらしいじゃない。妖精の城でもこんな感じだったじゃないの。コハクがやきもきしてるのを見るの楽しいしいいんじゃない?」
妖精や精霊は元々イタズラ好きで、何か2人にイタズラしてやろうと手をわきわきさせていると…いつの間に部屋に入ってきていたのかサラマンダーがラスの身体を攫った。
「!?おい、チビを返せ!」
「近くで見ても美しいな。お前が魔法を使えたら仕えてやってもいいのに」
「あ…サラマンダーさん…おはよ…眠い…」
まだ半分夢の中のラスが瞳を擦り、常に上半身裸の筋肉隆々の鎖骨を撫でた。
「どうして私…抱っこされてるの?」
「蜥蜴!それ以上チビになんかしたら丸焼きにして食うからな!」
「俺たちへの敬意はどうした。協力してやろうというのに」
「…わぁったわぁった!尊敬してるって!だからチビを返せ!」
「さあ、出発してもらうぞ」
凶悪に笑ったがラスは怖がることなく今度はコハクに身体を攫われると頷き、庭に目を遣って満面の笑顔になった。
「ヒキガエルさんとウサギさんとリスさんとインコさん!」
「コハクはついてっちゃ駄目。でも彼らならいいわよ」
抱っこされたまま庭に移動し、見上げて来る彼らに手を伸ばすと皆が腕の中に飛び込んできて顔を寄せた。
「ついて来てくれるのっ?」
「ラスが心配だからついてくケロ。どこに行くか知ってるケロ?」
「ううん、知らない。どこ?」
「あそこケロ」
――ヒキガエルが指さした方向を見たラスは…唇が震え、瞳を見開いた。。
「チビ…だから無理すんなって」
「…い、行くもん。かか、雷なんか怖くないもん!」
その場所は常にマグマが吹き出し、火山雷が止まない火山だった。
朝になってもいつまで経ってもコハクたちが起きてこないのでウンディーネとシルフィードが部屋を訪れると…
ラスに腕枕をしてやり、顔を寄せて唇が触れ合いそうな距離でぐっすり眠っている2人が居て彼女たちを呆れさせた。
「緊張感の欠片もないわね」
「おチビさんらしいじゃない。妖精の城でもこんな感じだったじゃないの。コハクがやきもきしてるのを見るの楽しいしいいんじゃない?」
妖精や精霊は元々イタズラ好きで、何か2人にイタズラしてやろうと手をわきわきさせていると…いつの間に部屋に入ってきていたのかサラマンダーがラスの身体を攫った。
「!?おい、チビを返せ!」
「近くで見ても美しいな。お前が魔法を使えたら仕えてやってもいいのに」
「あ…サラマンダーさん…おはよ…眠い…」
まだ半分夢の中のラスが瞳を擦り、常に上半身裸の筋肉隆々の鎖骨を撫でた。
「どうして私…抱っこされてるの?」
「蜥蜴!それ以上チビになんかしたら丸焼きにして食うからな!」
「俺たちへの敬意はどうした。協力してやろうというのに」
「…わぁったわぁった!尊敬してるって!だからチビを返せ!」
「さあ、出発してもらうぞ」
凶悪に笑ったがラスは怖がることなく今度はコハクに身体を攫われると頷き、庭に目を遣って満面の笑顔になった。
「ヒキガエルさんとウサギさんとリスさんとインコさん!」
「コハクはついてっちゃ駄目。でも彼らならいいわよ」
抱っこされたまま庭に移動し、見上げて来る彼らに手を伸ばすと皆が腕の中に飛び込んできて顔を寄せた。
「ついて来てくれるのっ?」
「ラスが心配だからついてくケロ。どこに行くか知ってるケロ?」
「ううん、知らない。どこ?」
「あそこケロ」
――ヒキガエルが指さした方向を見たラスは…唇が震え、瞳を見開いた。。
「チビ…だから無理すんなって」
「…い、行くもん。かか、雷なんか怖くないもん!」
その場所は常にマグマが吹き出し、火山雷が止まない火山だった。