魔王と王女の物語②-Chain of destiny-【完】
明日にはこの男と結婚する――
ベッドに下ろしてもらったラスが手を伸ばしてきたベビーを抱っこしようとした時、コハクがベッドに座ってぎゅっと手を握ってきた。
何故かどきっとしてついおどおどしてしまうと、赤い瞳が悪戯っ子のような光を湛えて瞬く。
唇はにやりと吊り上り、こういう時のコハクは意地悪をしようとしている時の顔だと知っているラスは、コハクの両頬を結構な勢いで引っ張った。
「意地悪しようとしてるんでしょ。私も意地悪し返してやるんだから」
「いででで。や、違うって。チビ…今日はこのまま家族3人で過ごそうぜ。俺…今日は茶化さねえって決めてるんだ。大切な話があるから」
「…大切な…話?怖いこと?不安になること?悲しいこと?泣きたくなること?」
「んーと、最初から最後まできっと楽しいこと…だと思いたい!俺の希望的観測」
「意味わかんない。コーの馬鹿」
話している間に何故か魔法のようにドレスを脱がされてしまい、次いでベビーも裸にさせると、コハクは2人を一気に抱っこしてバスルームに向かった。
まだ陽が上っているうちからこんな格好にさせられて恥ずかしくなったラスがなるべく裸を見られないように身体を丸めたり手で胸を庇ったりしていると、バスルームのバスタブの中は泡まみれになっていた。
「わあ、すごい!泡だらけ!」
「俺が綺麗に丁寧に洗ってやるから。チビはエステなんかに行かなくても綺麗だけど、俺が綺麗にしてやることに意義があんの!」
バスタブにはベビー用のハンモック式のバスチェアが装備されてあり、ベビーが誤って落ちないようにしてある。
ゆっくりベビーをそこに寝かせると暴れることなく嬉しそうに声を上げ、服を脱いだコハクはきめの細かいラスの白い背中をタオルでゆっくりと擦った。
…2年経って成長した部分もあるが、変わっていない部分もある。
いつまで経っても赤ちゃんのようなぷくぷくとした肌のラスを触っているとむらむらしないでもないが、そこはぐっと堪えてラスの脚の爪先まで綺麗に磨き上げた。
「コー、くすぐったいよ」
「我慢我慢。チビ…今さらだけど、綺麗になったな。綺麗になるとは思ってたけど、ここまでになるなんて…正直思ってなかった」
「ひどい。コーに“綺麗”って言われるように頑張ったんだから。コー、次は私が擦ってあげるね」
「な、何を!?ああ俺、落ち着け!張り切るな!耐えるんだ俺!」
…コハクは相変わらず何も変わってなかったが、ラスはそれをとても喜んで、コハクをくすぐりまくった。
ベッドに下ろしてもらったラスが手を伸ばしてきたベビーを抱っこしようとした時、コハクがベッドに座ってぎゅっと手を握ってきた。
何故かどきっとしてついおどおどしてしまうと、赤い瞳が悪戯っ子のような光を湛えて瞬く。
唇はにやりと吊り上り、こういう時のコハクは意地悪をしようとしている時の顔だと知っているラスは、コハクの両頬を結構な勢いで引っ張った。
「意地悪しようとしてるんでしょ。私も意地悪し返してやるんだから」
「いででで。や、違うって。チビ…今日はこのまま家族3人で過ごそうぜ。俺…今日は茶化さねえって決めてるんだ。大切な話があるから」
「…大切な…話?怖いこと?不安になること?悲しいこと?泣きたくなること?」
「んーと、最初から最後まできっと楽しいこと…だと思いたい!俺の希望的観測」
「意味わかんない。コーの馬鹿」
話している間に何故か魔法のようにドレスを脱がされてしまい、次いでベビーも裸にさせると、コハクは2人を一気に抱っこしてバスルームに向かった。
まだ陽が上っているうちからこんな格好にさせられて恥ずかしくなったラスがなるべく裸を見られないように身体を丸めたり手で胸を庇ったりしていると、バスルームのバスタブの中は泡まみれになっていた。
「わあ、すごい!泡だらけ!」
「俺が綺麗に丁寧に洗ってやるから。チビはエステなんかに行かなくても綺麗だけど、俺が綺麗にしてやることに意義があんの!」
バスタブにはベビー用のハンモック式のバスチェアが装備されてあり、ベビーが誤って落ちないようにしてある。
ゆっくりベビーをそこに寝かせると暴れることなく嬉しそうに声を上げ、服を脱いだコハクはきめの細かいラスの白い背中をタオルでゆっくりと擦った。
…2年経って成長した部分もあるが、変わっていない部分もある。
いつまで経っても赤ちゃんのようなぷくぷくとした肌のラスを触っているとむらむらしないでもないが、そこはぐっと堪えてラスの脚の爪先まで綺麗に磨き上げた。
「コー、くすぐったいよ」
「我慢我慢。チビ…今さらだけど、綺麗になったな。綺麗になるとは思ってたけど、ここまでになるなんて…正直思ってなかった」
「ひどい。コーに“綺麗”って言われるように頑張ったんだから。コー、次は私が擦ってあげるね」
「な、何を!?ああ俺、落ち着け!張り切るな!耐えるんだ俺!」
…コハクは相変わらず何も変わってなかったが、ラスはそれをとても喜んで、コハクをくすぐりまくった。