魔王と王女の物語②-Chain of destiny-【完】
「じゃあコー、また後で会おうね」
「ああ、すげえ綺麗にしてもらえよ。じゃあまた後でな」
結局ラスは部屋に残ることになり、コハクは隣のデスの部屋で用意をすることになった。
それはいいのだが…部屋を出ると、デスはともかくカイが一緒について来たので、思わず立ち止まってカイを睨みつけた。
「なんなんだよついて来んなよな」
「お前には言いたいことが沢山ある。俺はお前の“お義父様”になるのだから、これから口答えは許さないからな」
「…ちっ、誰がお義父様だ。お前みたいなまだ100年も生きてねえガキの言うことなんか聞かねえよ」
悪態をついたのに、何故かにっこりと笑ったカイに背筋がぞっと粟立ったコハクは、乱暴に髪をかき上げながら部屋に入ると、つき従っていた改造済みの魔物からタキシードを受け取ってその場でシャツを脱ぎ始めた。
「お前が何百年生きているか俺は知らないが、もし…もしラスに飽きて浮気をするようなことがあれば、俺は再び魔法剣を手にお前を殺しに行く。魔が差して、という言い訳も駄目だ。1度でも浮気をすれば…わかっているな?」
「お前さあ、おめでたい日になに言っちゃってくれてんだよ。誰が誰に飽きるって?俺はチビがお前ん中で泳いでた時から知ってんの。16年…いや、18年待った。今まで生きてる時間の中じゃ微々たるもんだけど、それでも1番濃密で有意義のある時間だった。俺はチビに飽きたりなんかしねえ。もちろん浮気もしねえ。万が一のことなんか絶対起きるわけがねえ」
「…お前が改心したことは認めよう。俺の可愛い嫁入り前の娘に手を出して妊娠させて子供までできてしまったことは痛恨の極みだが、ラスが幸せそうにしているから、なんとか耐えてやる。あと1つ言いたいことがある。度々里帰りをするように。1ケ月に1度は必ずだ。約束を破れば…」
「あーわかった!わかりました!くどくどうるせえよ!ちょっと黙ってそこに立ってろ!」
たいそうな小舅になりそうなカイがまたにっこり微笑み、コハクはぶつぶつ文句を言いながら白いシャツに袖を通して黒のパンツを穿いた後、黒のネクタイを締めた。
おしゃれ好きの改造済みの魔物にブラシで髪を梳かされて鏡の前に立つと、真っ赤な瞳の自分と目が合って、思わず俯いた。
「…カイ」
「なんだ」
「…俺の瞳の色がベビーに遺伝しちまった。…ごめん」
「お前のDNAが色濃い予想はしていたから気にするな。あの子が瞳の色のことでいじめられたら、俺とお前でいじめた子をとっちめてやろう」
…最強タッグの誕生だった。
「ああ、すげえ綺麗にしてもらえよ。じゃあまた後でな」
結局ラスは部屋に残ることになり、コハクは隣のデスの部屋で用意をすることになった。
それはいいのだが…部屋を出ると、デスはともかくカイが一緒について来たので、思わず立ち止まってカイを睨みつけた。
「なんなんだよついて来んなよな」
「お前には言いたいことが沢山ある。俺はお前の“お義父様”になるのだから、これから口答えは許さないからな」
「…ちっ、誰がお義父様だ。お前みたいなまだ100年も生きてねえガキの言うことなんか聞かねえよ」
悪態をついたのに、何故かにっこりと笑ったカイに背筋がぞっと粟立ったコハクは、乱暴に髪をかき上げながら部屋に入ると、つき従っていた改造済みの魔物からタキシードを受け取ってその場でシャツを脱ぎ始めた。
「お前が何百年生きているか俺は知らないが、もし…もしラスに飽きて浮気をするようなことがあれば、俺は再び魔法剣を手にお前を殺しに行く。魔が差して、という言い訳も駄目だ。1度でも浮気をすれば…わかっているな?」
「お前さあ、おめでたい日になに言っちゃってくれてんだよ。誰が誰に飽きるって?俺はチビがお前ん中で泳いでた時から知ってんの。16年…いや、18年待った。今まで生きてる時間の中じゃ微々たるもんだけど、それでも1番濃密で有意義のある時間だった。俺はチビに飽きたりなんかしねえ。もちろん浮気もしねえ。万が一のことなんか絶対起きるわけがねえ」
「…お前が改心したことは認めよう。俺の可愛い嫁入り前の娘に手を出して妊娠させて子供までできてしまったことは痛恨の極みだが、ラスが幸せそうにしているから、なんとか耐えてやる。あと1つ言いたいことがある。度々里帰りをするように。1ケ月に1度は必ずだ。約束を破れば…」
「あーわかった!わかりました!くどくどうるせえよ!ちょっと黙ってそこに立ってろ!」
たいそうな小舅になりそうなカイがまたにっこり微笑み、コハクはぶつぶつ文句を言いながら白いシャツに袖を通して黒のパンツを穿いた後、黒のネクタイを締めた。
おしゃれ好きの改造済みの魔物にブラシで髪を梳かされて鏡の前に立つと、真っ赤な瞳の自分と目が合って、思わず俯いた。
「…カイ」
「なんだ」
「…俺の瞳の色がベビーに遺伝しちまった。…ごめん」
「お前のDNAが色濃い予想はしていたから気にするな。あの子が瞳の色のことでいじめられたら、俺とお前でいじめた子をとっちめてやろう」
…最強タッグの誕生だった。