魔王と王女の物語②-Chain of destiny-【完】
きらきら光る青い石は見ているだけでも飽きることがなく、ドラゴンライダーたちと一緒にサンドウィッチを食べながらずっと石を見ていると、ドラゴンが小さな声で鳴いた。
「どうしたの?お腹空いた?」
ドラゴンの腹に背を預けて座っていたラスが背中を撫でると、金色の瞳が揺れて何かを訴えかけようとしていたが…首を振るような動作をし、前脚に顎を置いて瞳を閉じた。
「さあ、そろそろ行きましょう」
長老が腰を上げ、ドラゴンライダーでさえもほとんど近付くことのないサラマンダーの城のある火山を指すと、アンドリューが恐る恐る山のようなドラゴンの前に立ち、喉を鳴らす。
「俺が乗っても…大丈夫なのかな…」
「大丈夫だよ。ね、大丈夫だよね?」
「くぅ」
出発の時と悟ったのか、瞳を爛々と輝かせると、まずはウサギとリスを腕に抱き、肩にインコを止まらせたラスが躊躇なく背中によじ登り、躊躇するアンドリューに手を伸ばした。
「行こ」
「う、うん」
同じように背中によじ登ると一瞬ドラゴンが瞳を細めたが、ラスがにこにこしている様子を見て暴れるのを諦めたのか大人しくしていて、長老の顔が綻んだ。
「こいつは誰とも絆を結ばないかもしれないな」
「え?どうして?」
「あなたと絆を交わしたがっているから。今日は噴煙の量が少ないので今のうちに行きましょう。噴火するとしばらくは近づけなくなりますから」
「うん、わかった」
寒さも暑さも防いでくれるというローブを着てフードを被ると、さっきまでは少し汗ばむ位の暑さだったのにものの見事に遮断され、腕の中のウサギとリスを見下ろした。
「危ないから残っててもいいよ?」
「僕たちも一緒に行くよ。なんにもできないけど…」
「ううん、そんなことないよ。心細かったからウサギさんたちが居てくれてとっても勇気が出たの。じゃあこの中に居てね」
ショルダーバッグにウサギとリスとインコを入れてローブの中に隠し、ドラゴンの鋭い2本の角を撫でて微笑みかけた。
「ドラゴンの背中に乗れるなんて夢みたい!よろしくお願いします!」
「ぎゃぎゃあーっ!」
翼をはためかせ、飛び立つ。
「どうしたの?お腹空いた?」
ドラゴンの腹に背を預けて座っていたラスが背中を撫でると、金色の瞳が揺れて何かを訴えかけようとしていたが…首を振るような動作をし、前脚に顎を置いて瞳を閉じた。
「さあ、そろそろ行きましょう」
長老が腰を上げ、ドラゴンライダーでさえもほとんど近付くことのないサラマンダーの城のある火山を指すと、アンドリューが恐る恐る山のようなドラゴンの前に立ち、喉を鳴らす。
「俺が乗っても…大丈夫なのかな…」
「大丈夫だよ。ね、大丈夫だよね?」
「くぅ」
出発の時と悟ったのか、瞳を爛々と輝かせると、まずはウサギとリスを腕に抱き、肩にインコを止まらせたラスが躊躇なく背中によじ登り、躊躇するアンドリューに手を伸ばした。
「行こ」
「う、うん」
同じように背中によじ登ると一瞬ドラゴンが瞳を細めたが、ラスがにこにこしている様子を見て暴れるのを諦めたのか大人しくしていて、長老の顔が綻んだ。
「こいつは誰とも絆を結ばないかもしれないな」
「え?どうして?」
「あなたと絆を交わしたがっているから。今日は噴煙の量が少ないので今のうちに行きましょう。噴火するとしばらくは近づけなくなりますから」
「うん、わかった」
寒さも暑さも防いでくれるというローブを着てフードを被ると、さっきまでは少し汗ばむ位の暑さだったのにものの見事に遮断され、腕の中のウサギとリスを見下ろした。
「危ないから残っててもいいよ?」
「僕たちも一緒に行くよ。なんにもできないけど…」
「ううん、そんなことないよ。心細かったからウサギさんたちが居てくれてとっても勇気が出たの。じゃあこの中に居てね」
ショルダーバッグにウサギとリスとインコを入れてローブの中に隠し、ドラゴンの鋭い2本の角を撫でて微笑みかけた。
「ドラゴンの背中に乗れるなんて夢みたい!よろしくお願いします!」
「ぎゃぎゃあーっ!」
翼をはためかせ、飛び立つ。