魔王と王女の物語②-Chain of destiny-【完】
とくとく…という気持ちよい音が耳に心地よく、瞳を開けるとすぐ目の前には優しく微笑むコハクの顔があった。
「コー…私…」
「お帰り。ヒキガエルとでっけえドラゴンがここまでチビを運んでくれたんだ、後で礼言うんだぞ」
まだぼんやりとしていて目が霞み、唾を呑み込むのもつらいほどに喉がからからに乾いていて唇を撫でるとコハクが起き上がり、ワインのボトルを一気に呷って口に含むと、ラスと唇を重ねて飲ませた。
「ん…、コー、もっと…」
「悪酔いするぞ、後でゆっくり飲めって」
ようやく落ち着き、意識がクリアになってくると身体が汗くさく、しかも顔を撫でると指先にすすがつき、跳ね起きたラスはずるずると後ずさりしながらコハクから離れた。
「チビ?」
「わ、私っ、汗かいてるし汚れてるし、お風呂!お風呂に入りたいなっ」
「じゃっ、じゃあ俺も一緒に…」
「駄目!待っててコー、たくさんお話したいことがあるの!」
ラスと一緒に風呂に入れないのががっかりすぎた魔王がベッドの上でじたばたともがき、かんしゃくを起こした。
「いやだ!一緒に入りたい!目ぇ覚めるのずっと待ってたのに今まで焦らされて俺がどんだけコーフンしそうになってたかチビに教え………ってあれ?チビ?」
じたばたしている間にラスはさっさとバスルームに消えていて、ベッドからバスルームまでの間にローブやドレスや下着が点々と落ちていて、つい笑い声を上げた。
「なんかの童話みたいだな。あぁああぁ俺も入りてぇ!チビがどんだけ成長したか早く見てぇ!」
バスルームからはシャワーの音が聞こえ、魔王は落ちた服たちを拾って椅子に置くとバスルームの前をうろうろしてラスが出て来るのを待った。
止めどない妄想力が頭を駆け巡り、不気味な笑い声を漏らしているとドアが開き、バスローブ姿のラスが出てきて、一瞬コハクは言葉を失った。
水滴が滴る金の髪と少し恥ずかしそうにしているラス――
女らしくなり、かつ中身は2年前と同じで、脚が痛いのかひょこひょこと歩いて目の前に立ったラスをすぐさま抱き上げた。
「コー…」
「脚の怪我治してやる。ぺろぺろで!」
やはり、ヘンタイ。
「コー…私…」
「お帰り。ヒキガエルとでっけえドラゴンがここまでチビを運んでくれたんだ、後で礼言うんだぞ」
まだぼんやりとしていて目が霞み、唾を呑み込むのもつらいほどに喉がからからに乾いていて唇を撫でるとコハクが起き上がり、ワインのボトルを一気に呷って口に含むと、ラスと唇を重ねて飲ませた。
「ん…、コー、もっと…」
「悪酔いするぞ、後でゆっくり飲めって」
ようやく落ち着き、意識がクリアになってくると身体が汗くさく、しかも顔を撫でると指先にすすがつき、跳ね起きたラスはずるずると後ずさりしながらコハクから離れた。
「チビ?」
「わ、私っ、汗かいてるし汚れてるし、お風呂!お風呂に入りたいなっ」
「じゃっ、じゃあ俺も一緒に…」
「駄目!待っててコー、たくさんお話したいことがあるの!」
ラスと一緒に風呂に入れないのががっかりすぎた魔王がベッドの上でじたばたともがき、かんしゃくを起こした。
「いやだ!一緒に入りたい!目ぇ覚めるのずっと待ってたのに今まで焦らされて俺がどんだけコーフンしそうになってたかチビに教え………ってあれ?チビ?」
じたばたしている間にラスはさっさとバスルームに消えていて、ベッドからバスルームまでの間にローブやドレスや下着が点々と落ちていて、つい笑い声を上げた。
「なんかの童話みたいだな。あぁああぁ俺も入りてぇ!チビがどんだけ成長したか早く見てぇ!」
バスルームからはシャワーの音が聞こえ、魔王は落ちた服たちを拾って椅子に置くとバスルームの前をうろうろしてラスが出て来るのを待った。
止めどない妄想力が頭を駆け巡り、不気味な笑い声を漏らしているとドアが開き、バスローブ姿のラスが出てきて、一瞬コハクは言葉を失った。
水滴が滴る金の髪と少し恥ずかしそうにしているラス――
女らしくなり、かつ中身は2年前と同じで、脚が痛いのかひょこひょこと歩いて目の前に立ったラスをすぐさま抱き上げた。
「コー…」
「脚の怪我治してやる。ぺろぺろで!」
やはり、ヘンタイ。