~ The last kiss ~
エドマンドさんは風の様に消え去り跡形もなくなっていた。
―…何を言いかけたんだろう?
それに、人間のって…ルーシィさんとアイビー君は人間じゃないってことなのかな?
でもそうだよね…
アイビー君は獣や動物に化けれるし……
ルーシィさんは魔法とか使えるのかもしれないな。
私は改めて自分が異世界に来てしまっているのを感じていた―――
「美香様…着きましたよ」
「え?…… あっ、はい。 有り難うございました」
色々と考えていればいつの間にか部屋の前に着いていたようだ。
「アイビー君も、有り難う」
そう言うとアイビー君はしかめっ面で顔を背けた
「…フンッ」
何あれッ!? せっかくお礼言ってるのに!!!
可愛くないなあッ!!!
心の内でベーっと舌を出していた