~ The last kiss ~



エドマンドさんは風の様に消え去り跡形もなくなっていた。




―…何を言いかけたんだろう?


それに、人間のって…ルーシィさんとアイビー君は人間じゃないってことなのかな?




でもそうだよね…

アイビー君は獣や動物に化けれるし……

ルーシィさんは魔法とか使えるのかもしれないな。




私は改めて自分が異世界に来てしまっているのを感じていた―――






「美香様…着きましたよ」



「え?…… あっ、はい。 有り難うございました」

色々と考えていればいつの間にか部屋の前に着いていたようだ。



「アイビー君も、有り難う」



そう言うとアイビー君はしかめっ面で顔を背けた



「…フンッ」




何あれッ!? せっかくお礼言ってるのに!!!

可愛くないなあッ!!!



心の内でベーっと舌を出していた





< 150 / 204 >

この作品をシェア

pagetop