Apasionado!~俺様社長様の甘い誘惑~



「クククク…ん、どうする?」

「き、恭介さん」

「ん?」

「そ、その二つ一辺は…やっぱりハードルが高いです。だ、だから」

「だから?」

「……」

「ん?」

私の顔を肩から離して、覗き込む。

「あ、あ、愛し合う…ほ、方…だ、だけ…じゃ…駄目…です…か」

だんだん声が小さくなり、また社長の肩に顔を埋めた。

ギュッ!

力いっぱい抱きしめられ

「クククク…愛し合う方一つか」

「だ、駄目ですか?」

「ハハハ…分かった。お前、先に風呂入って来い」

へっ?

「い、いえ、先に恭介さん」

「いいから」

膝から降ろしてくれ

「入って来い」

「は、はい。ありがとうございます」


バスルームへ

お化粧を落として、髪も洗う。

やっぱり今日一日緊張してたのね。

バスタブに体を伸ばして、緊張をほぐす。

あ~いい気持ち。

――



あんまり長湯するとまた心配されるわね。


バスルームを出て

「お先でした」

社長はまた飲んでいた。

今度はワインを。

「早く髪乾かして来い」

「はい」

髪を乾かしている間に社長はお風呂へ

ソファーに座り、残ってるワインを少し飲む。




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