びたーちょこれーと。






あまり人気のないベンチに連れて来てもらい、しばらく思うままに泣いた。


長月はずっと私を抱き寄せてくれていた。



10分くらい泣いて、私はようやく立ち直った。


長月に何かあったの?と言われ、事情を話した。



「水無月、行くぞ」

「えっ…」


長月は私の手を引いて、ずんずんと歩きだした。



途中、私を捜してくれていた椿本と合流して向かったのは4人がいる広場だった。




  水無月SIDE 終






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