華麗なる偽装結婚
阿美子がはっきりとじいさんに告げると周りがシーンと静まり返って、皆、俺と阿美子とじいさんを見ている。
「……は」
じいさんは唖然と阿美子を見ている。
俺は心の中でしてやったとばかりにほくそ笑んだ。
阿美子の一語一句が正々堂々と会場の隅まで響き渡り気分が良かった。
誰も彼女を批判出来ないだろう。
「…待って!……どういう…事ですか」
隅の方から女の声が響いた。
その途端、皆の視線は俺達からその声の主へと移る。