華麗なる偽装結婚

「…こちらこそ、すみませんな。
お取り込み中とは分からずに」

「いいえ、何も取り込んでなどいませんよ。

浜子地区の工事は順調ですか」

「ええ。予定よりも早く内装に取り掛かれそうですよ。
この図案にあります様に、タイプは七種類で…」

尾上社長が応接ソファーに腰掛けてテーブルに資料を広げた。

その時、彼女はそっと社長室を出て行った。

俺は資料を見ながら全然関係ない事を考えていた。

………悪ふざけが過ぎたかな…。





< 55 / 252 >

この作品をシェア

pagetop