華麗なる偽装結婚


「あ、結婚といっても籍だけだよ。
普通の夫婦になんてならなくてもいいんだ。

俺がほしいのは結婚したという事実だけ。
会社を叔父に取られなくて済む方法はこれしかないから。

もちろん一緒に住んでもらわないといけないけど部屋は別々だよ。
家事なんかも全くしなくていい。洗濯なんかも自分のものだけしたらいいから今までと全く変わらなく過ごしてもらえたら。


引っ越ししただけで俺はいないものと思ってくれたらいいから。
君が嫌なら家には帰らないし」


「…は。
あの…、それって……」



――――「……籍だけは夫婦である必要がある。

だけど生活に結婚の事実はない。


いわゆる…………偽装結婚……なのかな。

俺は結婚願望が全く無いんで、すぐにやめられるようにあらかじめ理解してくれる相手を選ぶ必要があるんだ」





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