愛を教えて
ライカー社は、今朝になり突然話し合いの場を指定してきた。
場所はリッチモンドのライカー邸、時刻はパーティと同じ時間帯。ドレスコードはブラックタイで、卓巳は夫人同伴と言われる。
しかも、万里子の衣装はライカーが贈ったドレス。そんなことまで指示してきた。
それもフジワラを飛ばして、フォークナー社に。
卓巳の面目は丸つぶれだ。
フォークナーの担当者は薄々ライカーの目的を察しながらも了解した。フジワラ・ロンドン本社には通達事項として報告が入った。
万里子は苦々しげに話す卓巳の言葉に耳を傾けていた。彼の苦悩が手に取るようにわかり、万里子も辛い。
「わかりました。行きましょう、卓巳さん!」
万里子はわざと明るい声を出す。
「第一、私にこんな派手なドレスは似合いませんよ。きっと、サーも間違いに気づくはずです。それに、卓巳さんも一緒でしょう? 目一杯、仲よくして見せつけてやりましょうよ。ね」
場所はリッチモンドのライカー邸、時刻はパーティと同じ時間帯。ドレスコードはブラックタイで、卓巳は夫人同伴と言われる。
しかも、万里子の衣装はライカーが贈ったドレス。そんなことまで指示してきた。
それもフジワラを飛ばして、フォークナー社に。
卓巳の面目は丸つぶれだ。
フォークナーの担当者は薄々ライカーの目的を察しながらも了解した。フジワラ・ロンドン本社には通達事項として報告が入った。
万里子は苦々しげに話す卓巳の言葉に耳を傾けていた。彼の苦悩が手に取るようにわかり、万里子も辛い。
「わかりました。行きましょう、卓巳さん!」
万里子はわざと明るい声を出す。
「第一、私にこんな派手なドレスは似合いませんよ。きっと、サーも間違いに気づくはずです。それに、卓巳さんも一緒でしょう? 目一杯、仲よくして見せつけてやりましょうよ。ね」