愛を教えて
卓巳は喘ぐように呟きながら、胸に触れていた指がドレスの裾をたくし上げ始める。
ドレスの下はストッキングだけだ。それはラインの浮き出ない加工を施されたガーターベルトで留められている。万里子自身を隠す布地は何もない。
「こんな無防備な姿で、あの男のそばにいたのか?」
「下着のラインを見られるほうが、恥ずかしいと思って」
「思い出すだけで、気が狂いそうだ」
太腿から上は肌に張りついて中々めくれない。卓巳は嫉妬心と苛立ちで、シルクの布地を引き裂いた。鋭い音が室内に響き渡る。
「卓巳さん、怒ってるの? でも、私は」
「怒ってないよ。悔しいだけだ。こんなもの……僕の手で君の身体から引き剥がしてやる!」
卓巳の視線が万里子の下半身に移る。
そしてそれは、見るだけでは収まらなくなったようだ。指が触れ、万里子の目覚め始めたばかりの官能に火を点ける。
そして今夜は指先だけではなく、卓巳は万里子の足下に跪き、そこに口づけた。
卓巳の行為に翻弄され、横を向いた万里子の視界に、とんでもない姿が飛び込んできた。
ソファセットの向こうに大きめの鏡がある。そこには万里子と卓巳の愛の行為ではなく、まさに“情事”の姿が映し出されていた。
万里子は「嘘でもいいから……」と口にしたことが苦しくてならない。卓巳が愛を囁けば囁くほど、自分の首を絞めていく。
情熱的な愛撫に火照った万里子の身体が少しずつ熱を失う。その弱まった炎は卓巳にも伝わり……。
ドレスの下はストッキングだけだ。それはラインの浮き出ない加工を施されたガーターベルトで留められている。万里子自身を隠す布地は何もない。
「こんな無防備な姿で、あの男のそばにいたのか?」
「下着のラインを見られるほうが、恥ずかしいと思って」
「思い出すだけで、気が狂いそうだ」
太腿から上は肌に張りついて中々めくれない。卓巳は嫉妬心と苛立ちで、シルクの布地を引き裂いた。鋭い音が室内に響き渡る。
「卓巳さん、怒ってるの? でも、私は」
「怒ってないよ。悔しいだけだ。こんなもの……僕の手で君の身体から引き剥がしてやる!」
卓巳の視線が万里子の下半身に移る。
そしてそれは、見るだけでは収まらなくなったようだ。指が触れ、万里子の目覚め始めたばかりの官能に火を点ける。
そして今夜は指先だけではなく、卓巳は万里子の足下に跪き、そこに口づけた。
卓巳の行為に翻弄され、横を向いた万里子の視界に、とんでもない姿が飛び込んできた。
ソファセットの向こうに大きめの鏡がある。そこには万里子と卓巳の愛の行為ではなく、まさに“情事”の姿が映し出されていた。
万里子は「嘘でもいいから……」と口にしたことが苦しくてならない。卓巳が愛を囁けば囁くほど、自分の首を絞めていく。
情熱的な愛撫に火照った万里子の身体が少しずつ熱を失う。その弱まった炎は卓巳にも伝わり……。