俺様王子は運命の人。
「あぁ!!腹減ったぁ~なんか作ろうぜ!?」
涼介の声がリビングに響き渡った。
「いいねぇ!まゆ料理出来る?」
「うん。出来るよ」
「よし!じゃぁ女子で作りますか!!」
織乃は張り切った様子で
キッチンにかけてあるエプロンを身に着けた。
「おいおい、まゆに任せた方が良いだろ。」
ヒロが冗談っぽく言った。
「んなっ!?失礼しちゃうっ!!あたしだって出来るわよ!!」
「織乃が怒るからヒロは涼介とゲームでもしてて?」
「さぁ!何作る?」
「基本なんでも揃ってるよ?」
料理屋さんの冷蔵庫かよって程大きい冷蔵庫。
織乃はビックリして声が出ない様子。
「食べきれなくない?腐らないの?」
「業者が時々きて入れ替えてくれるの。」
「ほぇ~すごいね。」
心底感心してる様子の織乃。
「出来たぁ~!!」
織乃の声が響き渡った_。