俺様王子は運命の人。


「あぁ!!腹減ったぁ~なんか作ろうぜ!?」

涼介の声がリビングに響き渡った。


「いいねぇ!まゆ料理出来る?」

「うん。出来るよ」

「よし!じゃぁ女子で作りますか!!」

織乃は張り切った様子で

キッチンにかけてあるエプロンを身に着けた。


「おいおい、まゆに任せた方が良いだろ。」

ヒロが冗談っぽく言った。

「んなっ!?失礼しちゃうっ!!あたしだって出来るわよ!!」

「織乃が怒るからヒロは涼介とゲームでもしてて?」





「さぁ!何作る?」

「基本なんでも揃ってるよ?」

料理屋さんの冷蔵庫かよって程大きい冷蔵庫。

織乃はビックリして声が出ない様子。


「食べきれなくない?腐らないの?」

「業者が時々きて入れ替えてくれるの。」

「ほぇ~すごいね。」

心底感心してる様子の織乃。





「出来たぁ~!!」


織乃の声が響き渡った_。
< 52 / 65 >

この作品をシェア

pagetop