君のための嘘
お金が無いのは残念だけれど、その他は戻って良かった。


アメリカだったらそこらへんに捨てずに証拠隠滅され出てくることはないはず。


「とにかく見つかって良かった……」


バッグを胸に当てて呟く姿を見ていたラルフはフッと視線を逸らした。


******


バッグも見つかり、仕事も始めた。


良いことづくめで気分が晴れた気がした。。


アルバイトで疲れた身体をベッドに預けながら、顔は笑みを浮かべてしまう夏帆は寝返りを打った。


すべてラルフにあったおかげの様に思えてくる。


あそこで会えていなかったら私は今頃何をしていただろう……。



< 168 / 521 >

この作品をシェア

pagetop