君のための嘘
「私もラルフが欲しい……初めてだけど、ラルフにして欲しい……教えて? どうすればいいのか……」


言った側からみるみるうちに顔が赤くなり、胸元までピンク色に染まっていく。


夏帆は視線を逸らし、指をラルフの下唇に這わせた。


微かに震える夏帆の指をラルフはそっと食む。


「夏帆ちゃんはただ、感じていればいい……たくさん感じれば痛みが和らぐ」


ラルフは夏帆の上唇を吸い、下唇も同じように吸い上げると舌を滑り込ませる。


「んっ……」


夏帆はシーツに縫い付けられるくらいに熱いキスを受けた。


夏帆の唇を堪能したラルフの唇は、瞼、頬を滑り、乱れた髪を撫で耳朶を舌で愛撫していく。


耳にラルフの息を感じると、くすぐったさに夏帆は身をよじった。


「ぃや……」

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