君のための嘘
ラルフは痛みを堪えながら薬を呑み込むとベッドにドサリと横になる。


夏帆ちゃんに見せてはならないものを見せてしまった……。






夏帆はラルフの部屋の前を行ったり来たりしていた。


いったいどうしたの?


なぜあんなに真っ青になって苦しそうだったの?


言いようのない不安に襲われて、夏帆は部屋に戻ることが出来ない。


ラルフも私が部屋を閉め出した時、こんな気持ちだった?


心配なのに、近づけない。



< 380 / 521 >

この作品をシェア

pagetop