君のための嘘
「なんだって!?そんな身体で行くと言うのかい?」


「身体はもう大丈夫。だから明日のチケットをとって」


今日、アルバイトを辞めると言うつもりだ。


「本当に大丈夫なのかい?重労働に耐えられる?」


まだ顔色が悪い夏帆は倒れないまでも辛いだろう。


「大丈夫、それにそれほど重労働でもないから」


カフェオレを立ったまま一口飲んでから時計を見て驚いた。


「もう行かないと」


夏帆は一度部屋に戻り、カバンとコートを取るとすぐに玄関に向かった。


ラルフも夏帆の後ろを付いてくる。



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