俺様君の彼女ちゃんっ!
でも。



「確かに…人の携帯にかかってきた電話を勝手にでるのは…ダメなことだけど…でも、ウソをついて人を傷つけるのはもっと最低です」




この状況でしゃべれる私はすごいと思う。



それになんか冷静だし。



でも、私みたいに怒ってるのはハルも同じだった。




「そうですよ、いくら女の人にモテてるからって人の心を勝手にもてあそぶのは最低です…リナは、いっつもあなたの話を楽しそうにしてくれて…あなたに一生懸命恋をしてるのに…最低です」




私とハルはリナを守るように2人の間に入った。




「誕生日はその人が生まれた大切は日で…その日しかないんですよ?誕生日は大切な人が大切な人に生まれてきてありがとうって感謝する日なんです!リナは…夜遅くまであなたを待ってたのに…最低です」




四天王がぽかんと口を開けてたまま一気に私とハルは話をしだす。




「なのに他の人と会っていたなんて…本当にさいて…「やめて!」




ハルが話し終わる前にリナがさえぎった。




「お願い…優奈、ハル…。これ以上マサのこと最低って言わないで」



涙を流し続けるリナは私とハルの腕をつかんでまた涙を流した。




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