リアル





「他にも調べて欲しいことがあるんだけど」


薫はそう言って生野にメモ書きを渡した。


生野は何事かという表情でメモを受け取り、内容を読むなりにやりと笑った。


「へえ……成る程」


「よろしくね」


薫の言葉に生野は頷きながらメモを胸ポケットにしまった。


「ま、期待しててくれ」


生野はそれだけ言い、薫の部屋を後にした。






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