3つのナイトメアー


これじゃ、外でばったり会っても分からないわね」


 華代が照れくさそうに、首を大きく振りながら否定した。


「そんな、そんな、私なんて本当に田舎者だから。子供の頃に恭子ちゃんに言


われた通りよ。恭子ちゃんこそ、ますます洗練されて綺麗になって。すごくゴ


ージャスな奥様だわ」


「ああ、昔のことは冗談だったのよ。忘れてちょうだい。それより、パパのこ


とで迷惑をかけることになって、本当に構わなかったのかしら?」


「いいのよ。私も子供の頃、貴之伯父さんにはとっても可愛がってもらった


し、今でも大好きな伯父さまに変わりはないわ。主人は出張が多くて、手のか


かる子供もいないし。だから、恭子ちゃんの代わりに、一生懸命お世話させて


もらいます。伯父さん、きっと良くなるわよ」


 華代は、昔と変わらない笑顔で恭子を勇気づけてくれた。ふと目の前に、か


つて正月に
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