3つのナイトメアー


い雇い入れる余裕はあると思うが、若くもない、これといって経験もない女を


縁故で採用することに、他の社員達の手前、夫は難色をしめすのではないか。


しかし、昔父が入院していた時、華代には本当に世話になった。今ここで突き


放してしまうのは、あまりに義理を欠く。思いやりある夫のことだ。訳を話し


て頼んだら、自分の身内の一人くらい、多少のデメリット承知で引き受けてく


れるだろう。


 恭子は、余裕を持って微笑みながら華代に答えた。


「早速、主人に話してみるわ。華ちゃんは、一人っ子の私にとってお姉さんみ


たいなものですもの。きっと良い返事がもらえると思うわ。だから、気を落と


さずに待っててね」


「ありがとう、恭子ちゃん、これで首を括らずにすんだわ。なんてお礼を言っ


たらいいか。頼りになる良いいとこがいて、本当に幸せ。くれぐれもご主人に


およろしく」


 華代は、ほっとしたような顔になって何度
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