シンデレラに玻璃の星冠をⅠ
"欲すれば絶望するだけなら、何も望まず、何も思わず"
"石が…大きな石があって"
"私のせいだっていうの!!? 私が"不安"を増長させる元凶!!? だって、やれっていったのは貴方じゃない!!"
"紫堂玲さん…が私の王子様。私は彼をパートナーとして、選ばれた存在になれる"
"知らないわ、どうして私のせいになるの!!?"
"私の心を返して!!!"
"お父さんお母さん、どうして皆イチルばかりを!!!"
"一縷が書きこんだブログ…これが真実なら、私はもう少しで王子様に会える"
"私に触れないで、気味が悪い!!! 化け物!!!"
"いやだあああああ!!!"
"ようやく…私の居場所が見つかったのね。え? 知らないわ、サンドリオン? ああ…それはシンデレラの話なの?"
"痛い、痛い…苦しいッッ!!!"
"ああ、あの子も王子様が迎えに来てくれたのなら。私だって…いつかきっと楽園に…"
"私は一縷と幼馴染だからこの地位にいるわけじゃない!!!"
"どうして私は選ばれないの? 私が選ばれるはずなのに…どうして、どうして、どうして…"
"私の心は、あいつによって壊された!!!"
"どうしよう、どうしよう。もし一縷が私の邪魔をしたら。どうしよう、どうしよう。もし玲さんが私を選んでくれなかったら。どうしよう、どうしよう、どうしよう…"
胸が悪くなった。
ただの声じゃない。
呪文のように、僕の心を揺らすんだ。
それは感動とか同情とかではなく…眠らせた負の心を揺り動かすんだ。
「"不安"を煽る"エディター"の力は…夢でも健在なのか」
それともこの世界構成が僕には鬼門なのか。
僕は世界に誘発されたのか、連鎖反応的に。