ラブラブ☆レッスン


「えっ…お詫びですか?」


「はい。そうです」


「私ね、この間ま…寿先生と出張の予定だったんだけど急用で寿先生が来れなくなっちゃってね」


「その日はとても忙しいから、ということで僕達が行く予定でしたが柳沢先生だけで行っていただいたんです」


「困っちゃうよねー!本当に大変で1日かかったんだから」


「だからそのお詫びです。ここにあるケーキ屋さんが有名でしょう?それを購入する約束をしたので今日きたら二人がいいムードで」

「えっ?何々?さっちゃんに教えてよ」


笑いながら言うさっちゃんに


「ただ俺は…気持ちを伝えただけです」


俯きながら恥ずかしそうに言う亮くん


「姫埼さん!答えはいつでもいいから!じゃあ今日はありがとう!」


走ってどこかへ行ってしまった。


「柳沢先生、お目当てのケーキが無くなってしまいます。先に並んでいてください」


「えー?!普通並ぶでしょー?!」


「いいから並んでいてください」


先生…怒ってる?
そんな寿先生をみたさっちゃんは足早に並びに行ってしまった。


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