Vrai Amour ~美桜の場合~
「・・・もう全部僕のものにしてもいい?」

真剣な表情で見つめてくる陸に私はゆっくりとうなづく。

陸はそれを見て、肩に置いた手をゆっくりと移動させていく。

「・・・柔らかい・・・それに、すべすべして気持ちいい」

つつーっと陸の指先が胸元の膨らみをなぞる。

「ほら、ちゃんと見せて」

胸を隠している両手を優しくはずされ、ベットに押し付けられた。

「・・・恥、ずかしい・・・」

私は顔を隠すこともできなくなって、必死に顔をそらす。

「な、なんか・・・陸ってもしかすると、S?」

「・・・ぷっ、何言ってるの」



だ、だって・・・

昔はあんなにきょどってたのに、今日はこんなに・・・



「・・・僕だって恥ずかしいよ。でも、それじゃ前に進めないでしょ」



そう言いながら、私の腕を押さえていた両手で両方の膨らみを包み込んだ。


「少し痩せたけど、胸は・・・大きくなった?」


私は陸が口にする言葉にいちいちドキドキして何も言えない。


「他の男に・・・触れさせたりしてないよね?」


陸は愛おしそうに手のひらでゆっくりと撫で、その上に唇を落とした。




白い肌の上に咲いた赤い花は、陸がつけた陸のものだっていう証。
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