しゃぼん玉
ナナセは優しい声で、

『気にしないで。

ミズキちゃんが無事でいられるためなんだから……。ね?』

ミズキの心はドクンと揺れる。

すごく嬉しかった。

さきほどヒデトに頼ってしまった自分の弱さに、罪悪感を感じてしまうほど……。


ヒデトの励ましではなく、ナナセの心遣いこそが、今のミズキを元気にする源なのだと再確認した瞬間だった。


「ナナセ君、次はいつ会える?」

『来週は、大丈夫だよ。

必ず、時間とるから』

「楽しみにしてるね」

電話を切った後、ミズキは安心感で満たされる。


“私には、ナナセ君がいる……。

信じよう……。


きっと、マナにも分かってもらえる……”


穂積メイのことは気になるが、まずは自分の気持ちをまっすぐ立て直さなくては、と、ミズキは思った。

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