しゃぼん玉


穂積メイは夕食を終え、リクの部屋でまったりしていた。

母·翔子の手により負った足のヤケドも、少しずつ癒えてきている。

この部屋の主であるリクは、夕食後ずっと両親と話しており、まだここに戻っていない。


トイレに行きたくなったメイは、動くのがめんどくさいと思いながらも立ち上がった。

トイレに向かう廊下の途中、リビングの方から話し声が聞こえた。

リクと、両親の会話だ。


リクの母·正美(まさみ)は言った。

「リク……。いつまでメイちゃんをここに置いておくつもり?」

「いいじゃん、いつまででもっ。

ヤケドしてるんだしさ……」

「でも、メイちゃんにも学校があるでしょう?

ここにいる間、学校もずっと休んでるんじゃない?


リクは、翔子さんの許可を取ってメイちゃんをここに連れて来たって言ってたけど、嘘でしょう?」


図星をつかれ、リクは言葉をつまらせた。

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