しゃぼん玉
S高の校門前でメイと出会った宇都宮は、今、ファミレスでメイと共に食事をしていた。
学校帰りの高校生客が多いのもあり、歳の離れたメイと宇都宮の姿はわりと目立っていた。
だが、メイはそんなもの気にしていない。
今日もカッチリとスーツを着ている宇都宮は、爽やかな微笑をたたえながらメイの話を聞いている。
メイは、突然学校までやってきたリクやミズキ達を見て、虫の居所が悪かった。
あの場の全員に対して妙にムシャクシャし、ひどくイラついたのである。
宇都宮は、そんなメイの全てを許容するようなあたたかい口調で、メイの気持ちを吐き出させた。
「リクもミズキって人も、超ウザイ。
今さら何!?って感じ。
私はリクの親に嫌われてんだし、もう宇都宮さんがいるんだから放っておいてほしい……。
ムカつくなぁ」
「リク君もみんなも、メイちゃんのことが心配なんだよ。
でも、そうだね。
リク君も、もう少し気を使ってほしいよね」