しゃぼん玉


リク達はメグルと別れた。


今のところ、メイが滝川家を出ていく心配はなさそうだし、メグルとメグルの祖父母はとても優しい人物だったので、一同は安心した。


ミズキとリクは、念のためにメグルとも連絡先を交換しあった。


リクはこの後夜までバイトがあるので、ミズキ達と別れた。


リクを見送ったミズキ達は、このままリョウの墓に行くことにした。

何もない時でも最低週に1回、ミズキはリョウの墓参りをしている。


もう、茜色の夕日が空の一部になってしまうほど、辺りは真っ暗だった。

その道中、シュンは、さきほどからずっとあった疑問をミズキに投げかけた。

「あのさ、さっき穂積を訪ねてS高に来た弁護士なんだけどさ」

「宇都宮さんだよね?」

ミズキをはじめ、みんながシュンを見る。

< 349 / 866 >

この作品をシェア

pagetop